床下エアコン、伊丹市いなほ工務店モデルハウス
こんにちは!
阪神間で建てる木の家、いなほ工務店です。
今回は、阪神間の伊丹市「重層の甍」いなほ工務店、注文住宅木の家モデルハウスの床下エアコンについてのブログです。
いなほ工務店では、「床下エアコン」を2階建てにおいてはかなりの確率にて施工しています。
様々な理由があるのですが、最初に来るのが地域性です。関西ではここ何十年にて足元を温める文化が多く起きました。
理由は、大阪ガス様の床暖房です。大阪ガス様はガス床暖房普及にかなり前より取り組まれ、結果としてその心地よさが広がったという現象です。
元々足元を温める手法は、寒い国のお隣韓国等にて「オンドル」と言われる工法が昔から行われておりました。
日本においても昔は皆「こたつ」に足を入れてちゃんちゃんこを着る生活が当たり前でした。
健康を考えた際にも足元を温めるという行為は、とても良いそうです。足湯もそれにあたりますね。
当社では、床材に無垢のフローリングをほぼ全棟採用しております。
この無垢のフローリングは、床暖房と少し相性が悪いとされています。実際は何棟か施工しましたが特に問題は起きていません。
とかし、一般的に悪いとされている手法となります。そこで登場したのが床下エアコンとなります。
床下エアコンには、いくつかのメリットがあります。
1. 高断熱高気密の場合、30坪程度の家の場合6帖用若しくは8帖用の安価なエアコン1台にて全館空調が可能(冬のみ)
2. 基礎コンクリ-トを蓄熱帯として蓄熱し、放射により家全体を温める。
3. 床暖房に比べてランニングコストが安い(ヒートポンプ)の為
以上が最大のメリットとなります。
当然に、白蟻対策等工事的な技術が必要となります。細かい内容はいつでも問い合わせ下さい。
そんな中、「重層の甍」モデルハウスでは、予想以上の効果が生まれているのでご紹介します。
「重層の甍」モデルハウスは1階廊下から洗面、トイレ、脱衣に至る全ての床材に「タイル」を使用しております。
皆様「タイル」と言えば何を想像されるでしょぅか。
現在は2月、12月~1月、2月と、とても寒い時期にご案内したお客様は、口を揃えて「寒そう」とおっしゃいました。
こんな感じです。寒そうでしょ!!
お客様には靴下のまま見学頂いております。
一歩踏み出した瞬間に皆様驚愕です。
「あたたかい」「なんで?」
答えは
床下エアコンです。
「タイル」は実はフローリング等に比べて蓄熱効果が高い素材なんです。驚きでしょ!!
床下エアコンから基礎に蓄熱された暖気は、タイルにも蓄熱されるのです。
冬あたたかく、お掃除が楽で、夏はひんやり涼しい床材となりました。
今までキッチンや洗面、トイレ等「タイル」を使用したいが寒いのはとお考え方々にはとてもぴったり床下エアコンです。
実は当社もこの事に、モデルハウスが完成する迄気づいておりませんでした。
今後の設計に幅が出そうです。