こんにちは!!
里山住宅博in神戸が終了し2年が経ちましたが、茨城県つくば市にて今年6月に
「里山住宅博inつくば」が開催されました。 https://satoyama-tsukuba.com/
同じ「里山住宅博」という名前だけに少し繋がりがあり、この度「里山住宅博inつくば」オープンセミナ-として、全国の建築関係者約300人にて一同に視察及びセミナ-が開催されました。
当社は8名の社員の大所帯にて参加し、見学してまいりました。
「里山住宅博inつくば」とは、茨城県つくば市にて周辺の木の家を作る工務店18社が期間限定(6カ月)、モデルハウスを展示、販売するイベントです。
又、里山とネ-ミングしている通り神戸同様に里山があり、今回は里山以外に「コモン」という共同の空間を所有するという地球環境を考えた、工務店による緑の街づくりを実現しているイベントです。今回もこの緑の街づくりには神戸同様に「田瀬理夫」先生が参画して開発が行われました。
内容が盛りだくさんの為、順を追って説明していきます。
最初に「つくば市」ですが、東京の秋葉原より「つくばエキスプレス」という電車に乗って約45分にてつくば駅に到着します。
余談ですが、秋葉原駅前にはAKB劇場があります。
「つくば駅」から車で約15分にて今回の「里山住宅博inつくば」の街へと到着します。
今回は300人という事もあり人だらけです。皆さま熱心です。
里山のネ-ミングの由来となつた田園風景と今回の目玉のコモンスペ-スです。
あいにくの雨の為、外部があまり視察できなかったのが残念でなりません。
帰って見ると写真も外部の物が少なく失敗です!!
最初の3枚の画像はコモンスぺ-スの画像です。家と家の真ん中にこのスペ-スがあります。
将来はここを子供たちが遊びまわっているのが想像できます。
現在の人口減少により、郊外に新しい住宅が本当に必要なのか? そんな疑問が出てくる今日この頃ですが、緑と一体の街づくりは将来もすたれる事なく現代失われた住民の「コミュニティ」
を生む、素晴らしい取り組みだと私は思います。
4枚目の斜面地が里山としての共同敷地です。景色が素晴らしい!!
実際里山住宅博覧神戸の現在の状況を少しだけご報告します。こんな感じです。
さて 18社のモデルハウスですが1日では見切れないボリュ-ムがあります。
私も頑張ってかなりの数を見ましたが、最後の方はどれがどれだか解らなくなりました。
参加されている工務店のモデルハウスはどれも素晴らしく、各々にコンセプトを持った住宅で、工務店の情熱と技を感じる住宅ばかりです。
全てはここでご紹介できない為、今回「ヴァンガ-ドハウス」(先進的な家)として建てられているモデルハウス、「堀部安嗣」「伊礼智」「森みわ」さんの今をときめく建築家の家を少し詳しくご紹介いたします。
最初に「堀部安嗣」先生のモデルハウスですが、建築は「郡司建設株式会社」様が行われました。堀部先生と私は同じ年で、神戸の時からのお付き合いで、個人的にも大好きな方です。
今回の家も「見事」な家でした。堀部先生は近年住宅の温熱環境にもかなり気を配られ、
唯一無二の住宅に性能を加え、街並みを考えるという説明がとても難しい凄い住宅を設計されていました。
屋根には「びおソ-ラ-」が搭載されています。
2階建てですが、ご夫婦は1階にて生活が完結できる様工夫がされていました。
次に「伊礼智」先生のモデルハウスは「株式会社芝木材店」様が建築を行われた平屋の住宅です。
OMXという最新のソ-ラ-システムを搭載したこちらも必見の建物です。
見学者が多すぎて、あまり良く見れなかったのが少し残念でもう一度見に行きたいと思いました。
緑の配置も特徴的でした。
次に「森みわ」先生のモデルハウスは「株式会社島田材木店」様が建築された住宅です。
こちらのモデルハウスは既にお施主様がおられ、お施主様のご要望にて建築された住宅です。
森みわ先生といえば温熱環境が有名ですが、女性建築家らしい佇まいが特徴的な住宅でした。
他にも素晴らしい住宅が沢山ありました。社員8名も皆好みが解れる程です。
是非もう一度見学に訪れたいと思います。
茨城県や東京方面にお越しの方は是非見学に訪れて下さい。とても楽しいイベントですよ!!
本当は全ての住宅の画像と説明をしたいのですが、多すぎてできないことを関係者の方々及びブログをご覧の皆さま申し訳ございません。
セミナ-は2日間行われました。住宅博覧会見学後は1日目のセミナ-です。
なんと私は里山住宅博in神戸の事務局長として、現在の神戸の状況を発表致しました。
300人の前での発表はとても緊張しました。
その日の夜の懇親会です。1名目の写真は大塚工務店大塚社長、私、田瀬先生、堀部先生、
ダイシンビルドの清水社長です。神戸で幾度となく同じマイクを回したグル-プです。
次の日のセミナ-の画像です。
二日目は、各先生のヴァンガ-ドハウスについてと3社工務店が代表して
今回の取り組みについてお話がありました。
どの発表も情熱が熱くとても勉強になりました。
発表の後はデスカッションがありこちらも大変な盛り上がりとなりました。
今回ご招待下さったつくばの皆さま、誠にありがとうございました!
こんにちは!!
梅雨に入りましたが今年の6月は雨が少ない!! 工事には最適です。
さて 本日は尼崎市にて完成した狭小地住宅のお話です。狭小地は「いなほ工務店」の得意分野の一つなんです。
狭小地と言っても今回はなんと土地の広さが50㎡です。
そこにお施主様ご夫婦と、将来的にはお母さまの3名でのお暮しも見据えたお住まいです。
尼崎市、伊丹市はこの様な狭小地のケ-スが良くあり、当社としては手馴れています。
まずは外観ですが、家の屋根の形がとても特殊です。
使用可能な空間を目いっぱい利用しています。
パルコニ-部分には天然木を張っています。
この辺りは準防火地域という建物も防火的に様々な規制を受ける地域となっていますが下地に不燃材を入れ、その上に木を張る事により施工を可能としています。
当社施工なので、狭小地においても南側はキチンと軒を出してパッシブを取り入れています。ここは大事な所です。
外壁材、屋根材はガルバ二ウムです。
狭小地ですが、駐車スぺ―ス、自転車置き場を確保しています。
尼崎市は自転車保有率全国1位なので自転車置き場は必須です。
階段の画像です。今回階段は既成品ではなく「杉」を使用しました。
足ざわりも良く見た目も良好です。
持って上がる階段手摺はやはり「杉」で、大工さんの施工です。
落下防止の手摺は「アイアン」鉄で加工した注文品です。
最近アイアンの利用が増えていますが、シンプルでとても良いと思います。
床材も杉の無垢材です。前回「モルトピッコロ」でも使用した特殊な幅の幅広フロア-です。
私も個人的に杉のフロア-は大好きです。無垢材の中でも特に柔らかいので足ざわりは最高です。
確かに傷は目立ちますが傷にまで愛着が出てきます。
少し写真の撮り方が悪く解りにくいと思いますが、正式な写真は後日ホ-ムぺ-ジの施工事例にアップしますのでそちらをご覧ください。
下の画像はLDKとその上の居室です。
狭小地ですが、キッチンはアイランドでテ-ブル、ソファ-を配置可能にしています。
収納も造作にて各所に配置していてとても使いやすくなっています。
造作家具や造作収納はシナべニアを使用しています。価格的にも比較的安価で、杉等の無垢材との相性も抜群です。
LDKと居室は一台のエアコンで十分な設計となっています。
キッチンは「クリナップ」のステンレスキッチンです。
ステンレスキッチンのファンは根強く、今回もお施主様の拘りの部分です。
当社も何度も経験がありますが、無垢材とステンレスキッチンの相性はいつ見ても良いと思います。
勿論他の物が駄目という訳ではありませんが!!
そういえば、伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)は同じ「クリナップ」のキッチンを予定していますが「オ-ルステンレス」ではありません。違いを表現するにはうってつけかもしれないです。
ちなみに「クリナップ」のキッチンにも色々グレ-ドがありますが、
当社で発注するといなほ仕様としてどのグレ-ドであっても引き出しの中の底部分がステンレス製となっています。
見えない部分ですが、お掃除がとても楽となるアイテムです。
続いて掃き出しサッシの下部分の板が長く張り出した部分ですが、ここは腰掛としての利用できる様施工されています。限られたスペ-スの有効活用です。
PCデスク奥のデザインタイルはお施主拘りの「ミナペルホネン」のタイルです。
ちなみにスイッチプレ-トはお馴染みフルカラ-です。
伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)とは規模が大分違いますが、
狭小地住宅の工夫や技術はおおきな土地の家になっても至る所で応用が使えます。
是非参考にして下さい。
本日は、「HOUSE FOR LOCAL’S」「風土と暮らす木の家」についてお話し致します。
いったい何? と思うと思います!! 説明には非常に長い説明が必要なので可能な限り説明致しますが、現在コンセプトブックを作成中で、詳しくはそのコンセプトブックを見ると良く理解できますのである程度の所でお許し下さい。
まず、LOCAL’Sというからには複数の人間(会社)が関わり、その名の通り地元を意味しています。
メンバ-は、「いなほ工務店」尼崎市、「あかい工房」神戸市北区 http://akaikoubou.com/、「コタニ住研」三田市 https://www.kotani-jyuken.co.jp/ 、「大市住宅産業」篠山市 https://daiichijutaku.com/、「大塚工務店」明石市 https://kinoie.life/ の5社の同じ志を持つ工務店と「神戸R不動産」神戸市中央区 https://www.realkobeestate.jp/ 監修のもと、共同で地元工務店の良さや風土と暮らす木の家をお客様に幅広く提供、広報活動、イベント企画を行おうという取り組みです。
参加している5社は皆里山住宅博in神戸に参加した工務店で、最終実際目で見、体験可能なモデルハウスを各社公開していく予定です。
当社は、伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)をこの取り組みに合わせ公開予定です。
現在LOCAL’Sは毎月定例会を開催してこの取り組みを進めていますが、その打ち合わせは神戸市中央区の「神戸R不動産」様のシャヤオフィスにて行われています。
このシャヤオフィスはとてもお洒落な内装となっていて、内装工事はLOCAL’Sのメンバ-の「あかい工房」様が施工を担当されました。
ちなみにこのオフィスは三宮の北野坂に面しており、1階にはやはり神戸R不動産さんが深く係るFARMSTAND http://eatlocalkobe.org/farmstand/ の店舗があります。
このFARMSTANDとは、EAT LOCAL KOBE という神戸の暮らし、ロ-カルを食べるという食の地産地消を進める取り組みで、詳しくはhttp://eatlocalkobe.org/ こちらをご覧ください。
このお店は神戸の地産地消の食材を購入できるのは当然の事、ランチやコ-ヒ-を頂けます。勿論ランチに使用されている食材はEAT LOCAL KOBEの食材でとても美味しい野菜のランチを食す事が可能です。三宮に行かれた際は是非お立ち寄り下さい。
EAT LOCAL KOBEとHOUSE FOR LOCAL’S とてもネ-ミングが似ています。実は食も住も基本的な風土に対する考え等似た部分が多い事に気づき、EAT LOCAL KOBEの「LOCAL」という言葉を使わせて頂いた為のネ-ミングなんです。
将来は共同イベント等も開催可能ではないかと今からワクワクしています。
さて 先日「HOUSE FOR LOCAL’S」「風土と暮らす木の家」のコンセプトブック用の座談会が「あかい工房」の事務所及びメンバ-の思い入れが強い里山住宅博in神戸の現場において行われました。
「あかい工房」の事務所は風土を語るに最適に事務所となっていてこんな感じです!!
とても話が膨らみました。
詳しい内容はコンセプトブックに掲載されますのでご期待下さい。
ちなこにこんな物もありました。
皆様は茶室と犬とどちらが気になりましたか?
私は個人的には犬でした、、、
最後にコンセプトブックの一番大事な写真の撮影場所を探しに里山住宅博へ!!
皆様真剣な眼差しにて現場を視察されていました。
実際にどんな写真が採用されるかは現在不明ですが、きっと良い写真が使われるだろうと期待で一杯です。
この「HOUSE FOR LOCAL’S」の取り組みは、地元工務店の良さを、技術を伝える大変貴重な取り組みです。
大手ハウスメ-カ-等とは違い、1社、1社の地元工務店は広報活動や広告を大々的に行う事ができません。食の農家も同じで、EAT LOCAL KOBEと同様に何社、何人かが力を合わせる事により、1社、一人では不可能な広報活動や広告を行い又、お互い情報交換を行い向上し、何より近年失われているコミュニティ-を作っていく取り組みです。
是非ご期待下さい。
こんにちは!!
今回は建築にあたり、新築でもリフォ-ムでも当てはまる「洗面」についてのお話です。
「洗面台」は部位としてはとても小さな部分ですが、洗面台がいい感じに仕上がれば、家自体が良い家に感じられる効果があると長年家を見続けてきて感じています。
勿論シンプルで機能的な物が第一という考え方も有だと思います。
一番シンプルなものは下の画像の様な物です。ちなみにメ-カ-の商品で、三面鏡の裏が収納となっていて機能面はとても充実しています。
同じメ-カ-品でも少しサイズが大きい物や収納がついた物の画像です。
いなほ工務店では洗面室には必ずタオル等の収納が必要だと考えています。従って設計段階にて必ず洗面室に物入を作るのですが、洗面一体の収納を希望される方もいらっしゃいます。
昔は洗面室は小さめの方が大多数でしたが近年はこの洗面室が少しづつ大きい空間を希望される方が増えています。これは空気の汚れで洗濯物を室内干しされる方が増えてきているのも一つの
理由かもしれません。
又、直近では洗面室と脱衣室を分離して建築を行う方も増えつつあります。ご家族に子供様がいらっしゃったりすると、お風呂に誰かが入っていても気兼ねなく洗面は利用できるというのが理
由ですが、本来分離して設計するのが正しい気がします。いつしか土地の価格が高騰し、建物面積を小さくする為に脱衣所の概念が失われたのだと思いますが、他よりこの部分を尊重するお客
が増えつつあります。
次にメ-カ-の既製品の洗面台を少しアレンジした洗面台です。
既製品に少し手を加えタイル等をあしらう事により、違った空間に見えてきます。あまりお金をかけずに自分好みの洗面台が演出可能です。
次に造作による洗面台です。
いなほ工務店は「木の家」を多く建築している為、無垢材の感じを出した造作洗面台も得意分野のひとつです。
費用的には少し高くなりますが、とても良い空間を演出できます。なによりお客様が洗面に愛着が生まれます。お気に入りのタイルを使用したり収納量を増やしたり鏡の形に拘ったりしてとて
も楽しみが膨らみます。
伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)においても設計の村松篤先生のオリジナルの洗面台になります。今から楽しみです。
同じ造作洗面台でも少し特徴的な物をご紹介します。
最初はTOYOキッチンさんが取り扱っているイタリアのタイルをふんだんに使用した洗面台です。このタイルは見る角度で光の反射が変化して見え方が変化する女性人気NO1のタイルです。
次は実験用シンクを代用して造作した洗面台が2つです。なんといっても大きなシンクはとても使いやすく、見た目もシャ-プに仕上がります。このシンクは以外と高くありません。
最後に洗面室以外の少し変わった洗面台をご紹介いたします。
最初の画像は少し解りにくいですが、右端の緑のボ-ルが洗面です。洗面といっても絵具を洗ったりする用途にて設計されています。
2つめの画像は対面キッチンの裏側にお施主様の希望により取り付けた洗面です。
3つめは金魚の絵の洗面です。玄関に設置されていて、お子様が帰られてすぐ手を洗える様設計されています。
洗面台1つとっても選ぶ内容が多種多様です。家のひとつひとつの部材を選んで建築する事はお施主様は勿論の事、施工する「いなほ工務店」としてもとても楽しい部分です。
大事なのは「家は作る物」という考え方であり、「買う物」ではないという工務店独自の考え方だと思います。
後日キッチン編等アップ致します。
こんにちは!!
今回は地元伊丹市にて完成した建物のご紹介です。
今回の建物は、東京の「シンクタウン」さんという東京の工務店の社長様の知り合いの方がお施主様で、設計も東京の「シンクタウン」さんが行い、施工を当社「いなほ工務店」が行った、コラボの住宅です。
シンクタウンさんとは「町の工務店ネット」という団体に同じく加盟している為、今回のコラボが実現致しました。
シンクタウンさんのホ-ムぺ-ジは
https://thinktown.co.jp/
とても都会的におしゃれな工務店様です。
まず外観ですが、塗り壁で軒をしっかり出しています。
特徴的な外構は、シンクタウンさん、お施主様、いなほ工務店の思いがひとつとなり、植栽豊かな外構となりました。「緑の街を作ります」というキャッチコピ-を使用しているいなほ工務店としては、大変嬉しいかぎりです。
植栽の工事は、里山住宅博にて当社が家を施工した「中島造園」さんが工事を担当。http://www.nakajimazouen2007.com/
さすがの工事です!! ちなみにお馴染みとなったグリ石は地元武庫川の石を砕いた物です。
そういえば「シンクタウン」様は関東の筑波にて「里山住宅博inつくば」という今年6月開幕の住宅博覧会にも参加されています。里山住宅博in神戸に参加した当社としても縁を感じます。
「里山住宅博inつくば」はこちら https://satoyama-tsukuba.com/
続いて家の中ですが、床材に「オ-ク」が使われています。オ-クとは日本で言えば「ナラ」の木になります。ナラは国産だと北海道が有名ですが、北海道でもナラはほとんど出荷数が少ないのが現状で、どうしても外国産に頼る形となります。
オ-クは広葉樹で、木が硬い所が特徴です。良く家具に使用とれる木材です。
今回サッシの多くに木製サッシが使われています。木製サッシは見た目が良い事もさることながら実は断熱という部位において一番力を発揮します。
アルミよりも熱の伝導率的に熱を伝えにくく、断熱効果があります。
デメリットとしては、高価であるという点です。
広々としたリビングダイニングに、大量な収納が可能なパントリ-。キッチン、パントリ-が北側の為に天窓を設置し明るさを確保しています。
小さいですが、少しの畳スぺ-スもあります。
全体的らシンプルなデザインの住宅で、とても落ち着いた内装です。
四角い木製サッシが存在感を出しています。
来月には「里山住宅博inつくば」が開幕し、7月頭に私はつくばにお邪魔する予定です。全国の工務店の視察会がこの時あり、住宅博の先駆けである神戸の代表として短いスピ-チを依頼されました。スピーチは不得意な為今から緊張状態です。
つくばでは、堀部先生、伊礼先生、児玉先生、シンクタウンさん、地元工務店の家を一同に見る事ができる為、とても楽しみです。
このブログにおいても必ず報告しますので楽しみに!!
こんにちは!!
昨年の台風により本社の外壁等が被害を受け、ようやく改装が終了しました。
本社は、14年前に以前の建物を全面改装して使用しています。14年前の姿は下の写真です。もともとは畳屋さんと美容院でした。
この建物をいなほ工務店の社屋に変身!! 下の画像ですが、今見ても良い感じです。
ちなみに外壁には色の違う焼杉の2通り使用しています。
そして今回の台風により被害を受けた後の改修後の写真です。
今度の外壁は杉板にウッドロングエコを塗って仕上げています。これはこれで良い感じ!! 写真はアイフォンの画像の為写りは悪いですがご了承下さい。
たまたま植わっている植栽が建物を引き立ててくれています。
本日の話題はそんな本社にて先日行いました恒例のお花の苗の販売です。
いなほ工務店では、だいたい月に一度は何かしらのイベントを行っていて、今月はお花の苗の販売!! 来月は七夕にちなんだイベントを開催予定です。
イベントは工務店らしからぬイベントが多く、今年はタイル市や陶器市等も予定しています!! こうご期待
会社の中がお花の匂いが充満して心地よいです。
近隣の方主体に過去のお施主様等多数ご来店頂きました。
お花以外に、こんな物も!! おしゃれです。
ついでに余った材料や、桧ボ-ル、流木の販売も行いました。
子供さんも休憩!!
ご来店いただいた皆様、大変ありがとうございました。
こんにちは!!
先日、高槻市にて高気密、高断熱の木の家を施主様にお引渡し致しました。
施主様とは里山住宅博にて出会い、数年経った時に注文を頂きじっくり建築した建物です。
打ち合わせに月日をかけて設計を行った建物の為、施主様にも大変満足頂き当社としても大変喜ばしい事です。
高気密、高断熱、当社が加盟する新住協のスタイルにて設計されたQ1住宅です。断熱材は天井が210mm壁は120mmのグラスウールで、最新のボード気密工法にて建築致しました。
暖かい家で、光熱費が安く、木のぬくもりを全面に出した いなほ工務店の典型的なスタイルの家となりまた。
外構工事は完成前ですが、軒裏、バルコニ-にも杉板を施工し外壁は塗りかべです。
玄関はリビング側とダイニング側2方向に出入り可能な回遊できる少し広めの玄関となりました。
収納もたっぷりの玄関です。
里山25同様に、リビング側には小上がりの和室となっています。
玄関部分にも断熱が行われている為、段差が低く抑えられています。
玄関ドアは無垢の気密がしっかりした引き戸です。美しい!!
和室の感じです。小上がりですが、居室として独立しての使用も可能です。
今回の敷地は30坪程で、西面以外は建物に囲まれ明るさを確保することにとても苦労しました。施主様も明るい家を希望されていて単に吹き抜けを作るのでは明るくならない為、少し特殊な手
法にて吹き抜けを配置し、明るさを確保しました。ちなみに天窓は使っていません。写真に収めても十分な明るさです。
暖房方法は床下エアコンを採用(写真2枚目)、冷房は吹き抜け上部に一台での全館空調です。
奥様拘りのミーレの食器洗器も設置しました。キッチン裏にも十分な収納やパソコンデスクを設置。
床材はいなほ工務店でお馴染みの吉野杉の節無し無垢フロ-リングです。とても暖かく足ざわりも最高です。
階段は緩やかなストリップ階段です。
洗面は研究用の物を。左はサニタリ-の洗面で、右は玄関に手洗い用を設置した為、朝の子供さんとのバッティングも大丈夫です。
洗面は完全造作にて設置。
今回の設計において明るさともうひとつの課題が広さでした。様々な工夫が入っていますが下写真の造作ベッドもそのひとつです。
屋根断熱を行い、空間を利用してベッドの下が使える様に設計されています。天井が斜めとなっている為将来のクラック等の防止も考え板張りとなっています。
廊下と吹き抜けの一部を利用した本棚も工夫のひとつです。
こうゆうちょっとした物入もとても大事です。
全館空調可能とする為の工夫は沢山あります。
居室と吹き抜けの壁も室内窓を設置して空調や自然の風が建物全体にいきわたる様設計しています。
木の骨組も露出していますが、明るさと風通しはこの産物です。
寝室の天井は低く押さえされています。天井のメリハリが空間の落ち着きと心地よさを演出しています。
規制の関係上パルコニ-は大きくとる事ができませんでしたがしっかり物干し可能です。雨も上からは防ぎます。
今回の住宅は個人的にも大好きな住宅です。決して大きな敷地や家ではありませんし、とびっきりの高価な物を使用した家でもありません。
但し、性能を維持し予算をかすける所と削る所をしっかり計画した家となっいます。
施主様も建築を考えた時からとてもよく勉強され、数多くの見学会に行かれ打ち合わせを行った結果だと思います。
こんにちは!!
伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)の設計者である
村松篤先生の設計塾に当社として通い始めて4年目となりました。
今年は3回行われる予定で第一回目の今回は東京での開催です。
初日は普段見学が難しい、又は見学不可の建物を東京の「住宅遺産トラスト」さんの特別のご厚意により見学する事となりました。「住宅遺産トラスト」さんは希少な住宅を開発等にて失われない様 志され、ボランティアにて住宅遺産の承継を行っておられます。
詳しくは http://hhtrust.jp/
という訳で、集合場所は東京の自由が丘駅でした。
自由が丘という名前は良く耳にしていて、高級住宅街というイメ-ジを持って訪れました。
さすが東京!! 大都会でおしゃれな店が立ち並んでました。丁度集合がお昼なのでまずは昼食です。
東京と言えばやはり「そば」とても美味しかったです。
何を見学したかは今回他言不可の為申し訳ございませんが、外観の一部のみ!!
中をお見せできないのは残念ですが、とても落ち着くリビングが設計されていて、
吹き抜けの感じや手すり、階段がとても特徴的で勉強になる建物でした。
2軒の見学を終え本日の宿泊先「上野」のホテル鴎外荘に到着。
鴎外荘という事だけの事があって施設の中には森鴎外の家が見学できます。
大浴場もついているのが個人的にうれしいホテルです。
設計塾は名の通り、建物を見学することと設計を行い先生に添削頂く事が目的ですが、
夜の宴会もとても希少な時間となります。
全国各地から設計事務所や工務店の方々が勉強に見えられているので図面の話や経営の話等
様々な情報も入ります。
先生の本音等も聞く事ができ、今回もとても充実致しました。
そんな夜の宴会の今回の食事は「レンコン」づくし!!
どうやら村松先生はレンコンが大好きだそうです。
私も嫌いではなくとても美味しく戴きました。
これでもかと言わんばかりの「レンコン」画像です。
翌朝は早朝から上野の東京文化会館、国立西洋美術館の見学です。
国立西洋美術館はご存知の通り「ル・コルビュジェ」の設計で、
当日はル.コルビジェの展覧会が行われています。
東京文化会館は国立西洋美術館の隣に建てられておりますが、
「ル・コルビュジェ」の子弟関係にある「前川國男」です。
どちらの建物も別棟ですが一体に感じられる様工夫がされています。
今回は事前予約により東京文化会館の開園前に見学、更に今回特別な許可を得て、屋上より正面に見える
西洋美術館を上から見るというありがたい見学となりました。
東京文化会館はさすが「前川國男」の設計という見どころが満載で、
特に空間の演出(高いと低い)が印象的な建物でした。
又、素材も珍しい物を色々使用されていました。
屋上の外観も変わったタイルや石を沢山使用した壁、ベンチ等細部に渡り細かい所にも工夫が見られます。
このベンチの一枚石はひょっとして「竜山石」?
屋上メインの国立西洋美術館を上から見る景色です。参加者も皆夢中です!!
写真だと解りにくいですが興味がある方は是非予約して見に行ってみて下さい。
まだまだ見どころは続いて「階段」です。
この階段はとても特徴的で、壁にくっついていません。
意味解りますか? ちょっとした拘りなんでしょうが、見る人を楽しくしてくれます。
美しい階段の何かの取材を受けた事があるそうです。
続いて「ル・コルビュジェ」の国立西洋美術館です。ご存じの通り世界遺産です。
全国にて色々な建物を見学していると必ず出でくるのがこの国立西洋美術館を設計した「ル・コルビュジェ」という人物の設計手法です。とにかく空間を凄い設計にて演出する建築家です。
撮影が許されている場所が限られているので、一部のみのご紹介です。
「ル・コルビュジェ」という人物は、建築家でありながら「画家」としても活躍された方で、
その画風は「ピュリスム」と言われる絵画の形式にて書かれています。
この絵画は空間の考え方等がとても特殊で、かつ複雑に描かれていて、
この絵画を日々描かれた事が建築の特殊な空間づくりにも生かされている事がとても良く感じられました。
午前中の見学を終了し、今度は池袋です!!
午後は事前に提出した設計課題の添削です。恐ろしい!!
建築課題の添削を行う場所も今回は豪華です。「ル・コルビュジェ」の次はライトです。
以前のブログでも書いた芦屋の旧山邑家住宅や甲子園の旧甲子園ホテル(遠藤新)の設計で有名な
「フランク・ロイド・ライト」の設計した自由学園明日館をお借りして行われました。
これまた「フランク・ロイド・ライト」らしいとても落ち着いた建物で、
家具や照明等とても特徴的な建物でした。
西洋人の方が結構数多く見学にいらしていて、真剣に見学していたのがとても印象的でした。
建物の話ばかりですが、最大目玉の設計講義です。私も少しは進歩している様です。
今回は山梨、愛知、静岡、岐阜、大阪、香川、大分、岡山、広島、福岡の設計及び工務店の参加者18名と見学交流、勉強を行いとても充実しました。
ひとつの課題に対して18名及び先生が設計を行っているので考え方も様々でとても参考になります。
今回様々な建築を視察しましたが、村松先生は自称「建築オタク」という過去に膨大な数の建築を視察されていて、その集大を設計に生かされています。
伊丹市に建築するいなほ工務店のモデルハウスも大変楽しみです!!
今の流れだと秋着工の予定です。
最後に新幹線からご褒美が!!
こんにちは!!
ブログもごぶさたしてしまっておりましたが、今年は長期のゴ-ルデンウィ-クもあり少し調子が狂っている感じです。
さて 今回は「重層の甍」モデルハウスの設計者である村松篤先生の事務所がある浜松に押しかけ、打ち合わせを行ったお話です。
神戸を9時に出発して新大阪より新幹線にて12時に浜松駅に到着。浜松は電車ではなく車社会となっていめ為、村松先生じきじきにお出迎え頂きました。
到着が12時という事は「昼食」となるわけで、何を食べようかとお互い試案!! 浜松と言えば「ぎょうざ」「うなぎ」なんですが、最近巷で人気の「ハンバ-グ」があるとの事。
即決で決定し向います。お伺いした日がゴ-ルデンウイ-ク明けの為、普段行列ができていて中々食べる事ができない店だそうですが、すぐに食べる事ができ、とてもラッキ-!!
訪れたお店は「さわやか」https://www.genkotsu-hb.com/
お肉につなぎを使用しないハンバ-グで、お味はステ-キと言った感じでとても満足しました。
昼食の後は「折角浜松にいらしたので」と村松先生が過去に設計されたお客様がは既にお住まいのお宅訪問を準備頂きました。
浜松は土地柄から1軒の敷地が広く関西とは少しイメ-ジが違うのですが、その中でも浜松では珍しく狭小地に建築された作品を見学さして頂きました。
施主様はとても良い方で心よくお話もお聞かせ下さいました。
外観は施主様の好みの赤を使った外観です。
緑も建物とよく合っています。
玄関を入ると一枚の絵が!! 写真が下手で申し訳ございません。アフリカの方の絵だそうです。
施主様はかなり年配の方ですが、センスは抜群です。
このお宅は家の裏側の景色がとても良く、それを見事に設計に生かされていました。
簡単に見えてこれが中々難しい設計なのです。写真が下手な為少し解りづらいですが、左の写真は正にピクチャ-ウィンドゥ!!
紹介しきれない程色々な見どころがある中で、何点か!!
ム-ディな間接照明!! 昼間なので解りずらいですが、、、
階段の手すり壁の薄さにご注目!! 大工泣かせの設計ですが、美しい!!
階段てすり壁にも施主様のお好きな赤色が!!
お風呂はハ-フユニットで「ヒバ」が貼られています。今回の「重層の甍」モデルハウスでもハーフユニットの「ヒバ」を予定していて、数年使用された浴室の「ヒバ」の状況を確認の意味も込めて見学すると 全くカビていません。これは凄い!!
ちなみにハ-フユニットとは、通常のユニットバスとは違い、浴槽から下のみがユニットとなっていて、浴槽から上及び天井は好みに作る上げるお風呂の事です。
好みに作る為、費用は少し高くなります。
ここの施主様も猫を飼われていて、猫話にも花が咲きました。施主様大変ありがとうございました。
見学が終わり先生の事務所に移動し打ち合わせを行いましたがその内容は又後日!! 時間がかかってますが、「重層の甍」モデルハウスの設計も大詰めです!!こうご期待
こんにちは!!
本日は当社が加盟している一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会(新住協)の関西支部のメンバ-による「Q1住宅」についての座談会の報告です。
場所は関西支部長のダイシンビルドの清水社長宅にて行われました。
詳しくは後日 https://chumonjutaku-q1.com/
こちらのホ-ムぺ-ジに記事が出ます。
今回のモデルハウス「重層の甍」も仕様も勿論「Q1住宅」です。
「Q1住宅」については、説明が大変長くなる為後日詳しく書きたいと思います。簡単に説明すると正しい高気密高断熱の家で、暖房消費量が次世代省エルルギ-住宅の半分といった家です。
関西の優良工務店の座談会となった為、記事に出ないであろうとても貴重なお話が沢山出ました。
ご質問等おありの方がいらっしゃいましたらお気軽に問い合わせ頂ければと思います。
話が180度変わりますが、私が普段利用している阪急電車が!!
こんにちは。
春は建物の引渡しが多く、前回に続き先日お引渡しした神戸市東灘区の2世帯住宅のお話です。
当社の建築の為、高気密高断熱住宅です。
専門的には壁が120 屋根が210の断熱材となっています。
断熱材はクラスウ-ルを仕様した、新住協バ-ジョンです。
グラスウ-ルは世間では様々な意見がありますが、近年の物はとても優れています。施工方法も確立され何より 燃えない素材として大変良いと思います。
今回の住宅は木材が全て国産の桧を使用しています。
土台や柱のみではなく全てが桧です。
桧は古来より神社仏閣等にて使われてきた木材で、白蟻等にも強く大変良い香りを出します。
色々と見どころがあるのですが、階段の間接光を取り入れた画像を!!
直接ではなく間接に自然光を取り入れたのですが、中々設計段階で理解しにくい内容を施主様は理解され、採用となりました。
家族が多い施主様の為リビングも広々した設計となっています。東西を民家に囲まれ明るさをどう確保するかを吹き抜けやアルコ-プ等の活用にて工夫した為、とても明るくブライバシ-を確保した住宅となりました。家具が入る前の為、少し解りずらいですか゛、、
詳しくは当社ホ-ムぺ-ジの完成物件画像に後日アップ致します。
こんにちは。
本日は、先日完成引渡しを行った「ZEH」補助金取得の高気密、高断熱住宅のお話です。
「ZEH」はご存知でしょうか?
簡単に説明いたしますと国の政策なのですが、日本の地球温暖化対策として家の二酸化炭素排出量を抑え、再生可能エネルギ-(太陽光発電)を普及させようという家づくりを支援する制度となっています。
補助金等様々な特典があり、一般的にこの特典目当てに「ZEH」を行う方が多数いらっしゃいますが、目的は地球温暖化対策です。
「ZEH」は世間では様々な意見がありますが、当社も社会的に地球温暖化対策に少しでも役立ちたいという思いから取り組んでおります。
「ZEH」かどうかはさておき、室内は当社のカラ-が出た、「木の家」となっています。
床材は吉野桧を仕様としています。今回の桧は節がほとんどありません。
木の節がどうしてないかご存知でしょうか?
「節」のない素材は手入れしている山の木から取る事ができます。「手入れ」していない山の木からは取れません。
「枝打ち」という木の成長段階に手入れを行っているからこその産物です。「枝打ち」は木が成長して伸びて行く過程にて、木々の下迄日光を入れる為に程よく行われる作業です。
枝を若い段階にて削除する為節が残らないのです。
節があっても良いという方もいらっしゃいますが、一般的には節があるとストッキングが引っかかったりする為、節無が上等品として扱われています。
当社でも地元奈良県吉野の山より仕入れしているため、一般より安価にて節無しをご提供できています。
ちなみに「杉」のフローリングも当社では節無しを標準にてご提供しています。
こんにちは!!
今回は、石と紙です。
建築で使用される石として有名なのは大谷石という栃木県で取れる石ですが、兵庫県にも建築用として採掘されている石がございます。
「竜山石」と言われている石で、兵庫県高砂市にて現在も採掘されています。
当社も大谷石は過去に建築の土間等に採用した経験はありますが、「竜山石」はまだ経験がありません。
よく考えてみると、地元の石を採用した事がないというのはなんとも可笑しな事かもしれません。
今回は、その竜山石を「重層の甍」モデルハウスに一部使用しようとの事にて採掘現場に行ってまいりました。
お邪魔したのは株式会社 松下石材店様です。
https://www.tatsuyamaishi.com/information/
場所は兵庫県高砂市に位置し、姫路の少し神戸よりに位置します。
採掘場は住宅街を抜けた所に突然姿を現しますが、昔は周辺には民家が無かったそうです。
「石」の町なので、周辺の住宅を建築する際には下水や水道の工事が大変だそうです。掘るにも石が硬くて大変だそうです。地震には強そうですが!!
採掘される石は、赤、青、黄色と信号機の様な色が採掘されるのですが、近年は黄色と青が主流となっています。
赤は比較的表層の部分で採掘されるそうですが、採掘現場を広げる事が難しく、下に掘っていく為希少となっているそうです。
とても良い風合いの石でした。
現代では「石」を掘り、削って使うというやり方よりも、「石風」の加工品を使う事が当然の様になっていますが最終的に「自然に帰る」という意味からも石を削って使うという事は良い事だと思います。
この「竜山石」を建築に使っている建物は古い物に多く、大阪等でもビルに使った物が現在でも残っています。
続いて紙です!!
近隣に住んでいながら知らなかった和紙なのですが、「名塩和紙」という西宮市の名塩にて作られている和紙です。
今回は「谷徳製糸所」にお邪魔致しました。
https://www.najiowashi.com/
名塩和紙は、雁皮に地元の泥を混ぜて作る独特の作り方だそうです。燃えにくく、変色しにくい特性を持っているそうです。
モデルハウスの何処かで使用できるかを検討です。
この名塩和紙も古くは数多くの方が製造に携わっていたそうですが、現在では2軒のみとなっているそうです。
伝統は大事にしたいものです!!
こんにちは!!
先日リクシルさんのご招待にて横浜に行ってまいりました。
昨年より年に一度リクシルさんが全国のビルダ-様を招待して研修及び交流会を開催されているのです。
当社いなほ工務店も招待を頂きました。ありがたいことです。
研修では、JR九州の社長様のななつ星列車のお話等大変興味深いお話を頂きました。
リクシルさんは、以前関西でお世話になった大坪様がCEOになられ、当社ともとても縁の深いメ-カ-様です。
来年もご招待頂ける様頑張ります。
横浜はほとんど観光したことのない都市で、今回少し観光も混ぜたかったのですが、とんぼ帰りとなってしまいました。
しかしせっかく「横浜」ですのでお土産に
第25回神奈川名菓子コンク-ル最優秀賞の鎌倉紅谷の「クルミッ子」を購入して帰宅しました。
美味しいお菓子です!!
こんにちは!!
今回は、杉板の外壁についてのお話です。
今回の「重層の甍」モデルハウスは杉板の外壁は使用しませんが、当社事務所は使用をしています。
この写真は建物改装時の物で、今から13年前の物です。
ちなみに外壁は杉板の中でも焼杉という、杉板を焼いた物を使用しています。
実は昨年の台風の時に被害が出まして又、老朽化という観点からもこの度外壁の補修わ行うこととなりました。
今回は、焼杉ではなく杉板に「ウッドロングエコ」といハーブ、樹皮、鉱物などを原料とした物を塗り、杉板の耐久性を高めます。
社員一同にてこのウッドロングエコを丁寧に塗る作業を行いました。
表も裏も小口もきっちり塗り上げますが、物が八-ブの為誰にでもできます。
最初の塗りはじめは少しグリ-ン色に変色しますが、少しするとグレ-っぽくなります。そこからしばらくするとまた茶色に変化し最終グレ-っぽくなります。不思議です。
ちなみに仕上がり具合は、里山住宅博モデルハウスが同じ手法でしたのでこんな感じです!!
とても良い風合いが出ます。杉板の外壁ですが板の間から万一水が入っても室内に雨漏りがない様な工夫や軒を出して直接雨がかかりにくい設計等工夫は随所にございます。
又、「杉」はほぼ永久的に無くならない素材です。一般の物だと廃盤や製造中止等にて修理するにもしようが無くなる事が多々ありますが、杉は大丈夫です。
又、杉板の補修ややり替えは案外安価に行う事が可能です。
「腐らないもの」ではなく「経年変化」する物はその時々にて表情を変える為、とても親しみやすく時代を感じる事ができます。
里山住宅博の時に、2016年建築学会賞を受賞されバンガ-ドハウスを設計された「堀部安嗣」先生が良くこんな事をおっしゃつています。
「新築を建てた際、その街並みに溶け込み、周辺の住宅より古く見える新築住宅。昔から建っていたごとくの新築という言葉が一番うれしい。」
とおっしゃっています。私も共感します!!
事務所の外壁も完成したら又アップします。