こんにちは!!
昨年の台風により本社の外壁等が被害を受け、ようやく改装が終了しました。
本社は、14年前に以前の建物を全面改装して使用しています。14年前の姿は下の写真です。もともとは畳屋さんと美容院でした。
この建物をいなほ工務店の社屋に変身!! 下の画像ですが、今見ても良い感じです。
ちなみに外壁には色の違う焼杉の2通り使用しています。
そして今回の台風により被害を受けた後の改修後の写真です。
今度の外壁は杉板にウッドロングエコを塗って仕上げています。これはこれで良い感じ!! 写真はアイフォンの画像の為写りは悪いですがご了承下さい。
たまたま植わっている植栽が建物を引き立ててくれています。
本日の話題はそんな本社にて先日行いました恒例のお花の苗の販売です。
いなほ工務店では、だいたい月に一度は何かしらのイベントを行っていて、今月はお花の苗の販売!! 来月は七夕にちなんだイベントを開催予定です。
イベントは工務店らしからぬイベントが多く、今年はタイル市や陶器市等も予定しています!! こうご期待
会社の中がお花の匂いが充満して心地よいです。
近隣の方主体に過去のお施主様等多数ご来店頂きました。
お花以外に、こんな物も!! おしゃれです。
ついでに余った材料や、桧ボ-ル、流木の販売も行いました。
子供さんも休憩!!
ご来店いただいた皆様、大変ありがとうございました。
こんにちは!!
先日、高槻市にて高気密、高断熱の木の家を施主様にお引渡し致しました。
施主様とは里山住宅博にて出会い、数年経った時に注文を頂きじっくり建築した建物です。
打ち合わせに月日をかけて設計を行った建物の為、施主様にも大変満足頂き当社としても大変喜ばしい事です。
高気密、高断熱、当社が加盟する新住協のスタイルにて設計されたQ1住宅です。断熱材は天井が210mm壁は120mmのグラスウールで、最新のボード気密工法にて建築致しました。
暖かい家で、光熱費が安く、木のぬくもりを全面に出した いなほ工務店の典型的なスタイルの家となりまた。
外構工事は完成前ですが、軒裏、バルコニ-にも杉板を施工し外壁は塗りかべです。
玄関はリビング側とダイニング側2方向に出入り可能な回遊できる少し広めの玄関となりました。
収納もたっぷりの玄関です。
里山25同様に、リビング側には小上がりの和室となっています。
玄関部分にも断熱が行われている為、段差が低く抑えられています。
玄関ドアは無垢の気密がしっかりした引き戸です。美しい!!
和室の感じです。小上がりですが、居室として独立しての使用も可能です。
今回の敷地は30坪程で、西面以外は建物に囲まれ明るさを確保することにとても苦労しました。施主様も明るい家を希望されていて単に吹き抜けを作るのでは明るくならない為、少し特殊な手
法にて吹き抜けを配置し、明るさを確保しました。ちなみに天窓は使っていません。写真に収めても十分な明るさです。
暖房方法は床下エアコンを採用(写真2枚目)、冷房は吹き抜け上部に一台での全館空調です。
奥様拘りのミーレの食器洗器も設置しました。キッチン裏にも十分な収納やパソコンデスクを設置。
床材はいなほ工務店でお馴染みの吉野杉の節無し無垢フロ-リングです。とても暖かく足ざわりも最高です。
階段は緩やかなストリップ階段です。
洗面は研究用の物を。左はサニタリ-の洗面で、右は玄関に手洗い用を設置した為、朝の子供さんとのバッティングも大丈夫です。
洗面は完全造作にて設置。
今回の設計において明るさともうひとつの課題が広さでした。様々な工夫が入っていますが下写真の造作ベッドもそのひとつです。
屋根断熱を行い、空間を利用してベッドの下が使える様に設計されています。天井が斜めとなっている為将来のクラック等の防止も考え板張りとなっています。
廊下と吹き抜けの一部を利用した本棚も工夫のひとつです。
こうゆうちょっとした物入もとても大事です。
全館空調可能とする為の工夫は沢山あります。
居室と吹き抜けの壁も室内窓を設置して空調や自然の風が建物全体にいきわたる様設計しています。
木の骨組も露出していますが、明るさと風通しはこの産物です。
寝室の天井は低く押さえされています。天井のメリハリが空間の落ち着きと心地よさを演出しています。
規制の関係上パルコニ-は大きくとる事ができませんでしたがしっかり物干し可能です。雨も上からは防ぎます。
今回の住宅は個人的にも大好きな住宅です。決して大きな敷地や家ではありませんし、とびっきりの高価な物を使用した家でもありません。
但し、性能を維持し予算をかすける所と削る所をしっかり計画した家となっいます。
施主様も建築を考えた時からとてもよく勉強され、数多くの見学会に行かれ打ち合わせを行った結果だと思います。
こんにちは!!
伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)の設計者である
村松篤先生の設計塾に当社として通い始めて4年目となりました。
今年は3回行われる予定で第一回目の今回は東京での開催です。
初日は普段見学が難しい、又は見学不可の建物を東京の「住宅遺産トラスト」さんの特別のご厚意により見学する事となりました。「住宅遺産トラスト」さんは希少な住宅を開発等にて失われない様 志され、ボランティアにて住宅遺産の承継を行っておられます。
詳しくは http://hhtrust.jp/
という訳で、集合場所は東京の自由が丘駅でした。
自由が丘という名前は良く耳にしていて、高級住宅街というイメ-ジを持って訪れました。
さすが東京!! 大都会でおしゃれな店が立ち並んでました。丁度集合がお昼なのでまずは昼食です。
東京と言えばやはり「そば」とても美味しかったです。
何を見学したかは今回他言不可の為申し訳ございませんが、外観の一部のみ!!
中をお見せできないのは残念ですが、とても落ち着くリビングが設計されていて、
吹き抜けの感じや手すり、階段がとても特徴的で勉強になる建物でした。
2軒の見学を終え本日の宿泊先「上野」のホテル鴎外荘に到着。
鴎外荘という事だけの事があって施設の中には森鴎外の家が見学できます。
大浴場もついているのが個人的にうれしいホテルです。
設計塾は名の通り、建物を見学することと設計を行い先生に添削頂く事が目的ですが、
夜の宴会もとても希少な時間となります。
全国各地から設計事務所や工務店の方々が勉強に見えられているので図面の話や経営の話等
様々な情報も入ります。
先生の本音等も聞く事ができ、今回もとても充実致しました。
そんな夜の宴会の今回の食事は「レンコン」づくし!!
どうやら村松先生はレンコンが大好きだそうです。
私も嫌いではなくとても美味しく戴きました。
これでもかと言わんばかりの「レンコン」画像です。
翌朝は早朝から上野の東京文化会館、国立西洋美術館の見学です。
国立西洋美術館はご存知の通り「ル・コルビュジェ」の設計で、
当日はル.コルビジェの展覧会が行われています。
東京文化会館は国立西洋美術館の隣に建てられておりますが、
「ル・コルビュジェ」の子弟関係にある「前川國男」です。
どちらの建物も別棟ですが一体に感じられる様工夫がされています。
今回は事前予約により東京文化会館の開園前に見学、更に今回特別な許可を得て、屋上より正面に見える
西洋美術館を上から見るというありがたい見学となりました。
東京文化会館はさすが「前川國男」の設計という見どころが満載で、
特に空間の演出(高いと低い)が印象的な建物でした。
又、素材も珍しい物を色々使用されていました。
屋上の外観も変わったタイルや石を沢山使用した壁、ベンチ等細部に渡り細かい所にも工夫が見られます。
このベンチの一枚石はひょっとして「竜山石」?
屋上メインの国立西洋美術館を上から見る景色です。参加者も皆夢中です!!
写真だと解りにくいですが興味がある方は是非予約して見に行ってみて下さい。
まだまだ見どころは続いて「階段」です。
この階段はとても特徴的で、壁にくっついていません。
意味解りますか? ちょっとした拘りなんでしょうが、見る人を楽しくしてくれます。
美しい階段の何かの取材を受けた事があるそうです。
続いて「ル・コルビュジェ」の国立西洋美術館です。ご存じの通り世界遺産です。
全国にて色々な建物を見学していると必ず出でくるのがこの国立西洋美術館を設計した「ル・コルビュジェ」という人物の設計手法です。とにかく空間を凄い設計にて演出する建築家です。
撮影が許されている場所が限られているので、一部のみのご紹介です。
「ル・コルビュジェ」という人物は、建築家でありながら「画家」としても活躍された方で、
その画風は「ピュリスム」と言われる絵画の形式にて書かれています。
この絵画は空間の考え方等がとても特殊で、かつ複雑に描かれていて、
この絵画を日々描かれた事が建築の特殊な空間づくりにも生かされている事がとても良く感じられました。
午前中の見学を終了し、今度は池袋です!!
午後は事前に提出した設計課題の添削です。恐ろしい!!
建築課題の添削を行う場所も今回は豪華です。「ル・コルビュジェ」の次はライトです。
以前のブログでも書いた芦屋の旧山邑家住宅や甲子園の旧甲子園ホテル(遠藤新)の設計で有名な
「フランク・ロイド・ライト」の設計した自由学園明日館をお借りして行われました。
これまた「フランク・ロイド・ライト」らしいとても落ち着いた建物で、
家具や照明等とても特徴的な建物でした。
西洋人の方が結構数多く見学にいらしていて、真剣に見学していたのがとても印象的でした。
建物の話ばかりですが、最大目玉の設計講義です。私も少しは進歩している様です。
今回は山梨、愛知、静岡、岐阜、大阪、香川、大分、岡山、広島、福岡の設計及び工務店の参加者18名と見学交流、勉強を行いとても充実しました。
ひとつの課題に対して18名及び先生が設計を行っているので考え方も様々でとても参考になります。
今回様々な建築を視察しましたが、村松先生は自称「建築オタク」という過去に膨大な数の建築を視察されていて、その集大を設計に生かされています。
伊丹市に建築するいなほ工務店のモデルハウスも大変楽しみです!!
今の流れだと秋着工の予定です。
最後に新幹線からご褒美が!!
こんにちは!!
ブログもごぶさたしてしまっておりましたが、今年は長期のゴ-ルデンウィ-クもあり少し調子が狂っている感じです。
さて 今回は「重層の甍」モデルハウスの設計者である村松篤先生の事務所がある浜松に押しかけ、打ち合わせを行ったお話です。
神戸を9時に出発して新大阪より新幹線にて12時に浜松駅に到着。浜松は電車ではなく車社会となっていめ為、村松先生じきじきにお出迎え頂きました。
到着が12時という事は「昼食」となるわけで、何を食べようかとお互い試案!! 浜松と言えば「ぎょうざ」「うなぎ」なんですが、最近巷で人気の「ハンバ-グ」があるとの事。
即決で決定し向います。お伺いした日がゴ-ルデンウイ-ク明けの為、普段行列ができていて中々食べる事ができない店だそうですが、すぐに食べる事ができ、とてもラッキ-!!
訪れたお店は「さわやか」https://www.genkotsu-hb.com/
お肉につなぎを使用しないハンバ-グで、お味はステ-キと言った感じでとても満足しました。
昼食の後は「折角浜松にいらしたので」と村松先生が過去に設計されたお客様がは既にお住まいのお宅訪問を準備頂きました。
浜松は土地柄から1軒の敷地が広く関西とは少しイメ-ジが違うのですが、その中でも浜松では珍しく狭小地に建築された作品を見学さして頂きました。
施主様はとても良い方で心よくお話もお聞かせ下さいました。
外観は施主様の好みの赤を使った外観です。
緑も建物とよく合っています。
玄関を入ると一枚の絵が!! 写真が下手で申し訳ございません。アフリカの方の絵だそうです。
施主様はかなり年配の方ですが、センスは抜群です。
このお宅は家の裏側の景色がとても良く、それを見事に設計に生かされていました。
簡単に見えてこれが中々難しい設計なのです。写真が下手な為少し解りづらいですが、左の写真は正にピクチャ-ウィンドゥ!!
紹介しきれない程色々な見どころがある中で、何点か!!
ム-ディな間接照明!! 昼間なので解りずらいですが、、、
階段の手すり壁の薄さにご注目!! 大工泣かせの設計ですが、美しい!!
階段てすり壁にも施主様のお好きな赤色が!!
お風呂はハ-フユニットで「ヒバ」が貼られています。今回の「重層の甍」モデルハウスでもハーフユニットの「ヒバ」を予定していて、数年使用された浴室の「ヒバ」の状況を確認の意味も込めて見学すると 全くカビていません。これは凄い!!
ちなみにハ-フユニットとは、通常のユニットバスとは違い、浴槽から下のみがユニットとなっていて、浴槽から上及び天井は好みに作る上げるお風呂の事です。
好みに作る為、費用は少し高くなります。
ここの施主様も猫を飼われていて、猫話にも花が咲きました。施主様大変ありがとうございました。
見学が終わり先生の事務所に移動し打ち合わせを行いましたがその内容は又後日!! 時間がかかってますが、「重層の甍」モデルハウスの設計も大詰めです!!こうご期待