こんにちは!!
梅雨に入りましたが今年の6月は雨が少ない!! 工事には最適です。
さて 本日は尼崎市にて完成した狭小地住宅のお話です。狭小地は「いなほ工務店」の得意分野の一つなんです。
狭小地と言っても今回はなんと土地の広さが50㎡です。
そこにお施主様ご夫婦と、将来的にはお母さまの3名でのお暮しも見据えたお住まいです。
尼崎市、伊丹市はこの様な狭小地のケ-スが良くあり、当社としては手馴れています。
まずは外観ですが、家の屋根の形がとても特殊です。
使用可能な空間を目いっぱい利用しています。
パルコニ-部分には天然木を張っています。
この辺りは準防火地域という建物も防火的に様々な規制を受ける地域となっていますが下地に不燃材を入れ、その上に木を張る事により施工を可能としています。
当社施工なので、狭小地においても南側はキチンと軒を出してパッシブを取り入れています。ここは大事な所です。
外壁材、屋根材はガルバ二ウムです。
狭小地ですが、駐車スぺ―ス、自転車置き場を確保しています。
尼崎市は自転車保有率全国1位なので自転車置き場は必須です。
階段の画像です。今回階段は既成品ではなく「杉」を使用しました。
足ざわりも良く見た目も良好です。
持って上がる階段手摺はやはり「杉」で、大工さんの施工です。
落下防止の手摺は「アイアン」鉄で加工した注文品です。
最近アイアンの利用が増えていますが、シンプルでとても良いと思います。
床材も杉の無垢材です。前回「モルトピッコロ」でも使用した特殊な幅の幅広フロア-です。
私も個人的に杉のフロア-は大好きです。無垢材の中でも特に柔らかいので足ざわりは最高です。
確かに傷は目立ちますが傷にまで愛着が出てきます。
少し写真の撮り方が悪く解りにくいと思いますが、正式な写真は後日ホ-ムぺ-ジの施工事例にアップしますのでそちらをご覧ください。
下の画像はLDKとその上の居室です。
狭小地ですが、キッチンはアイランドでテ-ブル、ソファ-を配置可能にしています。
収納も造作にて各所に配置していてとても使いやすくなっています。
造作家具や造作収納はシナべニアを使用しています。価格的にも比較的安価で、杉等の無垢材との相性も抜群です。
LDKと居室は一台のエアコンで十分な設計となっています。
キッチンは「クリナップ」のステンレスキッチンです。
ステンレスキッチンのファンは根強く、今回もお施主様の拘りの部分です。
当社も何度も経験がありますが、無垢材とステンレスキッチンの相性はいつ見ても良いと思います。
勿論他の物が駄目という訳ではありませんが!!
そういえば、伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)は同じ「クリナップ」のキッチンを予定していますが「オ-ルステンレス」ではありません。違いを表現するにはうってつけかもしれないです。
ちなみに「クリナップ」のキッチンにも色々グレ-ドがありますが、
当社で発注するといなほ仕様としてどのグレ-ドであっても引き出しの中の底部分がステンレス製となっています。
見えない部分ですが、お掃除がとても楽となるアイテムです。
続いて掃き出しサッシの下部分の板が長く張り出した部分ですが、ここは腰掛としての利用できる様施工されています。限られたスペ-スの有効活用です。
PCデスク奥のデザインタイルはお施主拘りの「ミナペルホネン」のタイルです。
ちなみにスイッチプレ-トはお馴染みフルカラ-です。
伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)とは規模が大分違いますが、
狭小地住宅の工夫や技術はおおきな土地の家になっても至る所で応用が使えます。
是非参考にして下さい。
本日は、「HOUSE FOR LOCAL’S」「風土と暮らす木の家」についてお話し致します。
いったい何? と思うと思います!! 説明には非常に長い説明が必要なので可能な限り説明致しますが、現在コンセプトブックを作成中で、詳しくはそのコンセプトブックを見ると良く理解できますのである程度の所でお許し下さい。
まず、LOCAL’Sというからには複数の人間(会社)が関わり、その名の通り地元を意味しています。
メンバ-は、「いなほ工務店」尼崎市、「あかい工房」神戸市北区 http://akaikoubou.com/、「コタニ住研」三田市 https://www.kotani-jyuken.co.jp/ 、「大市住宅産業」篠山市 https://daiichijutaku.com/、「大塚工務店」明石市 https://kinoie.life/ の5社の同じ志を持つ工務店と「神戸R不動産」神戸市中央区 https://www.realkobeestate.jp/ 監修のもと、共同で地元工務店の良さや風土と暮らす木の家をお客様に幅広く提供、広報活動、イベント企画を行おうという取り組みです。
参加している5社は皆里山住宅博in神戸に参加した工務店で、最終実際目で見、体験可能なモデルハウスを各社公開していく予定です。
当社は、伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)をこの取り組みに合わせ公開予定です。
現在LOCAL’Sは毎月定例会を開催してこの取り組みを進めていますが、その打ち合わせは神戸市中央区の「神戸R不動産」様のシャヤオフィスにて行われています。
このシャヤオフィスはとてもお洒落な内装となっていて、内装工事はLOCAL’Sのメンバ-の「あかい工房」様が施工を担当されました。
ちなみにこのオフィスは三宮の北野坂に面しており、1階にはやはり神戸R不動産さんが深く係るFARMSTAND http://eatlocalkobe.org/farmstand/ の店舗があります。
このFARMSTANDとは、EAT LOCAL KOBE という神戸の暮らし、ロ-カルを食べるという食の地産地消を進める取り組みで、詳しくはhttp://eatlocalkobe.org/ こちらをご覧ください。
このお店は神戸の地産地消の食材を購入できるのは当然の事、ランチやコ-ヒ-を頂けます。勿論ランチに使用されている食材はEAT LOCAL KOBEの食材でとても美味しい野菜のランチを食す事が可能です。三宮に行かれた際は是非お立ち寄り下さい。
EAT LOCAL KOBEとHOUSE FOR LOCAL’S とてもネ-ミングが似ています。実は食も住も基本的な風土に対する考え等似た部分が多い事に気づき、EAT LOCAL KOBEの「LOCAL」という言葉を使わせて頂いた為のネ-ミングなんです。
将来は共同イベント等も開催可能ではないかと今からワクワクしています。
さて 先日「HOUSE FOR LOCAL’S」「風土と暮らす木の家」のコンセプトブック用の座談会が「あかい工房」の事務所及びメンバ-の思い入れが強い里山住宅博in神戸の現場において行われました。
「あかい工房」の事務所は風土を語るに最適に事務所となっていてこんな感じです!!
とても話が膨らみました。
詳しい内容はコンセプトブックに掲載されますのでご期待下さい。
ちなこにこんな物もありました。
皆様は茶室と犬とどちらが気になりましたか?
私は個人的には犬でした、、、
最後にコンセプトブックの一番大事な写真の撮影場所を探しに里山住宅博へ!!
皆様真剣な眼差しにて現場を視察されていました。
実際にどんな写真が採用されるかは現在不明ですが、きっと良い写真が使われるだろうと期待で一杯です。
この「HOUSE FOR LOCAL’S」の取り組みは、地元工務店の良さを、技術を伝える大変貴重な取り組みです。
大手ハウスメ-カ-等とは違い、1社、1社の地元工務店は広報活動や広告を大々的に行う事ができません。食の農家も同じで、EAT LOCAL KOBEと同様に何社、何人かが力を合わせる事により、1社、一人では不可能な広報活動や広告を行い又、お互い情報交換を行い向上し、何より近年失われているコミュニティ-を作っていく取り組みです。
是非ご期待下さい。
こんにちは!!
今回は建築にあたり、新築でもリフォ-ムでも当てはまる「洗面」についてのお話です。
「洗面台」は部位としてはとても小さな部分ですが、洗面台がいい感じに仕上がれば、家自体が良い家に感じられる効果があると長年家を見続けてきて感じています。
勿論シンプルで機能的な物が第一という考え方も有だと思います。
一番シンプルなものは下の画像の様な物です。ちなみにメ-カ-の商品で、三面鏡の裏が収納となっていて機能面はとても充実しています。
同じメ-カ-品でも少しサイズが大きい物や収納がついた物の画像です。
いなほ工務店では洗面室には必ずタオル等の収納が必要だと考えています。従って設計段階にて必ず洗面室に物入を作るのですが、洗面一体の収納を希望される方もいらっしゃいます。
昔は洗面室は小さめの方が大多数でしたが近年はこの洗面室が少しづつ大きい空間を希望される方が増えています。これは空気の汚れで洗濯物を室内干しされる方が増えてきているのも一つの
理由かもしれません。
又、直近では洗面室と脱衣室を分離して建築を行う方も増えつつあります。ご家族に子供様がいらっしゃったりすると、お風呂に誰かが入っていても気兼ねなく洗面は利用できるというのが理
由ですが、本来分離して設計するのが正しい気がします。いつしか土地の価格が高騰し、建物面積を小さくする為に脱衣所の概念が失われたのだと思いますが、他よりこの部分を尊重するお客
が増えつつあります。
次にメ-カ-の既製品の洗面台を少しアレンジした洗面台です。
既製品に少し手を加えタイル等をあしらう事により、違った空間に見えてきます。あまりお金をかけずに自分好みの洗面台が演出可能です。
次に造作による洗面台です。
いなほ工務店は「木の家」を多く建築している為、無垢材の感じを出した造作洗面台も得意分野のひとつです。
費用的には少し高くなりますが、とても良い空間を演出できます。なによりお客様が洗面に愛着が生まれます。お気に入りのタイルを使用したり収納量を増やしたり鏡の形に拘ったりしてとて
も楽しみが膨らみます。
伊丹市にて建築予定の「重層の甍」(いなほ工務店のモデルハウス)においても設計の村松篤先生のオリジナルの洗面台になります。今から楽しみです。
同じ造作洗面台でも少し特徴的な物をご紹介します。
最初はTOYOキッチンさんが取り扱っているイタリアのタイルをふんだんに使用した洗面台です。このタイルは見る角度で光の反射が変化して見え方が変化する女性人気NO1のタイルです。
次は実験用シンクを代用して造作した洗面台が2つです。なんといっても大きなシンクはとても使いやすく、見た目もシャ-プに仕上がります。このシンクは以外と高くありません。
最後に洗面室以外の少し変わった洗面台をご紹介いたします。
最初の画像は少し解りにくいですが、右端の緑のボ-ルが洗面です。洗面といっても絵具を洗ったりする用途にて設計されています。
2つめの画像は対面キッチンの裏側にお施主様の希望により取り付けた洗面です。
3つめは金魚の絵の洗面です。玄関に設置されていて、お子様が帰られてすぐ手を洗える様設計されています。
洗面台1つとっても選ぶ内容が多種多様です。家のひとつひとつの部材を選んで建築する事はお施主様は勿論の事、施工する「いなほ工務店」としてもとても楽しい部分です。
大事なのは「家は作る物」という考え方であり、「買う物」ではないという工務店独自の考え方だと思います。
後日キッチン編等アップ致します。
こんにちは!!
今回は地元伊丹市にて完成した建物のご紹介です。
今回の建物は、東京の「シンクタウン」さんという東京の工務店の社長様の知り合いの方がお施主様で、設計も東京の「シンクタウン」さんが行い、施工を当社「いなほ工務店」が行った、コラボの住宅です。
シンクタウンさんとは「町の工務店ネット」という団体に同じく加盟している為、今回のコラボが実現致しました。
シンクタウンさんのホ-ムぺ-ジは
https://thinktown.co.jp/
とても都会的におしゃれな工務店様です。
まず外観ですが、塗り壁で軒をしっかり出しています。
特徴的な外構は、シンクタウンさん、お施主様、いなほ工務店の思いがひとつとなり、植栽豊かな外構となりました。「緑の街を作ります」というキャッチコピ-を使用しているいなほ工務店としては、大変嬉しいかぎりです。
植栽の工事は、里山住宅博にて当社が家を施工した「中島造園」さんが工事を担当。http://www.nakajimazouen2007.com/
さすがの工事です!! ちなみにお馴染みとなったグリ石は地元武庫川の石を砕いた物です。
そういえば「シンクタウン」様は関東の筑波にて「里山住宅博inつくば」という今年6月開幕の住宅博覧会にも参加されています。里山住宅博in神戸に参加した当社としても縁を感じます。
「里山住宅博inつくば」はこちら https://satoyama-tsukuba.com/
続いて家の中ですが、床材に「オ-ク」が使われています。オ-クとは日本で言えば「ナラ」の木になります。ナラは国産だと北海道が有名ですが、北海道でもナラはほとんど出荷数が少ないのが現状で、どうしても外国産に頼る形となります。
オ-クは広葉樹で、木が硬い所が特徴です。良く家具に使用とれる木材です。
今回サッシの多くに木製サッシが使われています。木製サッシは見た目が良い事もさることながら実は断熱という部位において一番力を発揮します。
アルミよりも熱の伝導率的に熱を伝えにくく、断熱効果があります。
デメリットとしては、高価であるという点です。
広々としたリビングダイニングに、大量な収納が可能なパントリ-。キッチン、パントリ-が北側の為に天窓を設置し明るさを確保しています。
小さいですが、少しの畳スぺ-スもあります。
全体的らシンプルなデザインの住宅で、とても落ち着いた内装です。
四角い木製サッシが存在感を出しています。
来月には「里山住宅博inつくば」が開幕し、7月頭に私はつくばにお邪魔する予定です。全国の工務店の視察会がこの時あり、住宅博の先駆けである神戸の代表として短いスピ-チを依頼されました。スピーチは不得意な為今から緊張状態です。
つくばでは、堀部先生、伊礼先生、児玉先生、シンクタウンさん、地元工務店の家を一同に見る事ができる為、とても楽しみです。
このブログにおいても必ず報告しますので楽しみに!!