こんにちは!
阪神間で建てる木の家、いなほ工務店です。
今回は、伊丹市の木の家、高気密高断熱Q1住宅モデルハウス「重層の甍」を設計した当社の顧問建築家の村松篤先生
の基本設計にて神戸市東灘区に完成した注文住宅のご紹介です。
この建物はお施主様のご協力もあり、ユーチュ-ブにもアップしております。
ユ-チュ-ブは、風土と暮らす木の家のチャンネルです。
風土と暮らす木の家は、志を同じとする兵庫、大阪の工務店6社にて活動しているネーミングです。
https://www.youtube.com/watch?v=vRPmaD3olEc
今回の住宅はお施主様がとても良い立地をお探しになり建築致しました。
憧れの神戸市東灘区の山の手となります。
周囲が緑に囲まれていて、とても心地よい仕上がりとなりました。
山の手という事もあり、様々な問題を安全にクリア-した住宅です。
外壁は吹付と雨の当たりやすい所はゴ-ルドのガルバニュームとなっています。
何といっても見どころは、景色です。
あらゆる場所から緑を楽しめる設計となっています。
重層の甍と同じハーフユニットに青森ヒバの浴室は圧巻です。羨ましくなります。
ハ-フユニットは、予算上最後までお施主様は迷われていましたが、この立地であけば施工いた方が良いと判断されました。
完成時にはとてもお喜びになられ、いなほ工務店としても嬉しい結果となりました。
洗面室も気持ち良い仕上がりとなりました。
洗面ボール等、悩みに悩まれ決められた仕様です。
洗面室から森の方角に洗濯もの等を干すベランダに出られる為、外部も気になりません。
リビングダイニングも見事の一言です。
今回はオ-クの無垢フローリングを施工しました。天井の高さも絶妙です。
ダイニングからリビングへ少し高さが高くなり、リクシルLWの引き込みサッシを通じて外部デッキに繋がる為、
奥行の広がりが実際より効果的に広がります。
のちのお話にて、お施主様のご両親が来られた際、外部デッキに横たわって「気持ち良い」とおっしゃっていたそうです。
ちなみに外部デッキは上部が2階テラスとなっていて、半外空間となっています。
奥様拘りのL型キッチンも緑を眺めながらの作業となり、気持ちが高ぶります。
キッチンの正面をガラスで繋げたいというお施主様のご要望を叶えました。
要望は、画像で頂いた物を図面化しました。
天井いっぱいにサッシを持っていく為に、キッチン分は少し天井が低くなっています。
2階からの眺望は、晴れていると神戸港が一望です。
深い軒を設計した事により、緑と景色が額縁の様です。
撮影は新緑時の物ですが、紅葉時も楽しみです。
一年を通じて四季を感じる住宅です。
内部には随所にお施主様の拘りが詰まっています。
施主様支給のステンドグラスを使用した洗面コ-ナ-です。
画像は1階の洗面コ-ナ-となっていて、2階には正規の洗面室があります。
お施主の趣味(音楽室)です。防音工事をしております。
都心の駅が近い立地も良いですが、少し離れて自然豊かな環境の立地も心地よい空間を建築できます。
各々お客様のご要望により、夢をかなえる仕事が我々の仕事です。
ちなみにこの住宅も高断熱高気密となっていて、冬とてもあたたかく過ごせる仕様となっています。勿論床下エアコンです。
昨年の夏、お施主様は2日しかク-ラ-を使用なさらなかったそうです。
パッシブな設計を取り入れる事により、窓を開けても快適な家造りができました。
こんにちは!
阪神間で建てる木の家、いなほ工務店です。
今回は、阪神間の伊丹市「重層の甍」いなほ工務店、注文住宅木の家モデルハウスの床下エアコンについてのブログです。
いなほ工務店では、「床下エアコン」を2階建てにおいてはかなりの確率にて施工しています。
様々な理由があるのですが、最初に来るのが地域性です。関西ではここ何十年にて足元を温める文化が多く起きました。
理由は、大阪ガス様の床暖房です。大阪ガス様はガス床暖房普及にかなり前より取り組まれ、結果としてその心地よさが広がったという現象です。
元々足元を温める手法は、寒い国のお隣韓国等にて「オンドル」と言われる工法が昔から行われておりました。
日本においても昔は皆「こたつ」に足を入れてちゃんちゃんこを着る生活が当たり前でした。
健康を考えた際にも足元を温めるという行為は、とても良いそうです。足湯もそれにあたりますね。
当社では、床材に無垢のフローリングをほぼ全棟採用しております。
この無垢のフローリングは、床暖房と少し相性が悪いとされています。実際は何棟か施工しましたが特に問題は起きていません。
とかし、一般的に悪いとされている手法となります。そこで登場したのが床下エアコンとなります。
床下エアコンには、いくつかのメリットがあります。
1. 高断熱高気密の場合、30坪程度の家の場合6帖用若しくは8帖用の安価なエアコン1台にて全館空調が可能(冬のみ)
2. 基礎コンクリ-トを蓄熱帯として蓄熱し、放射により家全体を温める。
3. 床暖房に比べてランニングコストが安い(ヒートポンプ)の為
以上が最大のメリットとなります。
当然に、白蟻対策等工事的な技術が必要となります。細かい内容はいつでも問い合わせ下さい。
そんな中、「重層の甍」モデルハウスでは、予想以上の効果が生まれているのでご紹介します。
「重層の甍」モデルハウスは1階廊下から洗面、トイレ、脱衣に至る全ての床材に「タイル」を使用しております。
皆様「タイル」と言えば何を想像されるでしょぅか。
現在は2月、12月~1月、2月と、とても寒い時期にご案内したお客様は、口を揃えて「寒そう」とおっしゃいました。
こんな感じです。寒そうでしょ!!
お客様には靴下のまま見学頂いております。
一歩踏み出した瞬間に皆様驚愕です。
「あたたかい」「なんで?」
答えは
床下エアコンです。
「タイル」は実はフローリング等に比べて蓄熱効果が高い素材なんです。驚きでしょ!!
床下エアコンから基礎に蓄熱された暖気は、タイルにも蓄熱されるのです。
冬あたたかく、お掃除が楽で、夏はひんやり涼しい床材となりました。
今までキッチンや洗面、トイレ等「タイル」を使用したいが寒いのはとお考え方々にはとてもぴったり床下エアコンです。
実は当社もこの事に、モデルハウスが完成する迄気づいておりませんでした。
今後の設計に幅が出そうです。
こんにちは!
阪神間で建てる木の家、いなほ工務店です。
いなほ工務店は、お客様の拘りを第一に考え高断熱高気密の注文住宅を建てています。
ブログはコロナ禍の影響によりすっかりごぶさたしておりますが、少しづつ再開したいと思います。
様々なご報告を本来アップすべきですが、既に「重層の甍」注文住宅木の家モデルハウスは、阪神間、伊丹市に完成しております。
お客様も一回一組限定にてご案内しております。
プログは再開致しますが、外構工事に関しては未だ未完成となっています。
外構はランドスケ-プデザイナ-の「田瀬道夫」様にて既に図面を頂いており、完成が待ち遠しい状態です。
見学のご予約はこちらから
https://inaho-re.com/modelhouse/
完成した建物の画像を一部ご覧ください。
外壁には「淡路瓦」を一部使用しています。全国にてこの淡路瓦を外壁に使用するのは初となる様です。
瓦は耐久性が高く、100年持つ素材は瓦位だと言われています。又、最終土にかえるエコな物です。
瓦は重量がありますが、それを支えるしっかりした施工と下地を行いました。
この淡路瓦は、淡路島の株式会社タツミ様の商品となります。
http://www.tatsumi-oni.co.jp/
今回のモデルハウスは2階リビングとなっていて、上の画像は1階の主室となっています。
床材は当社自慢の吉野杉の無節無垢フロア-となっています。2つのベットの向かいにはコロナ禍に嬉しいデスクのスペ-スを配置しています。
サッシは、木製の高断熱サッシが入っています。
見学されたお客様のご反応としては、「ホテルみたい」というご意見が一番多くなっています。
今回の浴室はハーフユニットバスです。上部には青森ヒバが貼られています。
見学に見えられたお客様もこの青森ヒバの匂いをとても心地よく感じておられます。
今回の設計の村松先生もご自宅が青森ヒバのハーフユニットを採用それていて、何十年たっていてもカビに強いそうです。
画像の茶色いタイルは兵庫県篠山市の「立杭焼き」です。
実はこの板は、立杭焼きの登り窯の焼き物を焼く際の下にひいている台を頂いた物です。
床の黒いタイルは実は瓦です。床の瓦は野水瓦産業様の商品です。
https://www.stream-nomizu.jp/index.html
立杭焼きの頂いた窯元様は、丹 窓 窯様です。ありがとうございました。
玄関と廊下の間の建具の画像です。和紙入りのガラスにて制作しました。
玄関から入る最初の建具はいつも少し良い物を提案しております。
リビングタイニングの画像です。
リビングダイニングの床材は、岡山の松を使用しました。
松は杉と比べて少し硬い木材です。近年数が減っており、良質な物は少し入手に時間がかかります。
画像で見ると解りにくくなっていますが、とても広々した空間となっています。
ロフトも完備していて、ロフトはお子様のベットとなる設定です。
程よい高さに設定している感触を是非ご覧ください。
ロフトの落下防止策にはステンドガラスを埋め込んでいます。
ロフト下の子供部屋の様子です。クローゼットの収納もしっかり完備していて、デスクのスペ-スもございます。
見学されてお子様たちは大はしゃぎです。
和室の画像です。
今回の和室は色々な仕掛けがございます。是非現地にて見学下さい。
青い壁は、京都の唐紙を張っております。
低い窓は、猫が外を見やすい様工夫しています。モデルハウスにて猫はいませんが!!
今回ご紹介した内容は、「重層の甍」木の家モデルハウスのほんの一部です。見どころが多数ございますので、お気軽にご見学下さい。
デザインや間取りだけではなく、この木の家は性能に拘りを持ったQ1住宅です。
次回、正に今、寒い時期の世化したエアコンの効能等ご紹介致します。
こんにちは。
阪神間で建てる木の家、いなほ工務店です。
お客様の拘りを第一に考え高断熱、高気密の木の家を建てています。
コロナ禍において自社モデルハウス工事を後回しにしてお客様の工事を優先しています。
その影響からこのブログも飛び飛びになってしまっています。
そんな中進んだ状況を一機にご紹介します。
下の画像は1階の主室の画像です。主室は当社得意の吉野杉の節無しを施工しています。
階段も完成しました。階段はホワイトウッドとという木材です。
ちなみに手摺は鉄です。
2階の薪スト-ブエリアに張った竜山石です。
竜山石は以前このブログにてご紹介した物です。
壁にタイルを埋め込んでいます。
1階廊下、洗面も今回はタイルとなっています。
薪スト-ブの煙突と薪スト-ブ本体設置です。
今後の工程は建具やこまごました収まりが中心です。
中々完成しません。早くお披露目できる様頑張ります。
こんにちは!!
阪神間で建てる木の家、いなほ工務店です。
今回は、付加断熱工事についてです。
伊丹市にて建築中の「重層の甍」いなほ工務店モデルハウスの断熱は前回ブログの通りロックウ-ルの吹込でしたが、
今回はその内側に更に高性能グラスウールを付加して断熱します。
ピンク色の断熱材が高性能グラスウ-ルです。
こちらも隙間なく施工します。
施工後はやはり、防湿シ-トも施工して内部結露対策を行います。
関西地方にて、ここまで断熱が必要かどうか別として、今回は当社が加盟する新住協
のQ1住宅という事で、付加断熱を行っています。