弥生時代の田能遺跡に見られる形態を基に、
現代のモノでデザインした三角屋根の小さな住まいを、
森の中に溶け込むように計画した。
間合いをはかった家の配置や坪庭を共有した植栽計画により、
狭小かつ旗竿状の敷地とは思えない街角が実現している。
豊かに暮らすための工夫をそこかしこに散りばめた三棟の住まいは、
お互いのプライバシーを保ちつつ、
垣根を超えた自然を享受する暮らしを営んでいくであろう。
時を経て、成長した木々の間から見え隠れする三角屋根の家並は、
歴史を刻んできた日本の住居を想起させるのではないだろうか。
〇螺旋階段から降り注ぐ光のシャワーが眩しい、明るいリビングダイニング(モダンデザイン)
●敷地面積/101.13㎡(30.59坪)
●延床面積/77.40㎡(23.26坪)
●1階床面積/38.87㎡(11.73坪)
●2階床面積/38.53㎡(11.63坪)
●小屋裏収納/9.93㎡(3.00坪)
〇リビング脇には和室を設けた、落ち着いた住まい(ベーシックデザイン)
●敷地面積/120.76㎡(36.52坪)
●延床面積/92.60㎡(28.01坪)
●1階床面積/44.98㎡(13.60坪)
●2階床面積/47.62㎡(14.40坪)
●小屋裏収納/12.422㎡(3.75坪)
〇眺望を活かし、ロフトまで一体の明るく開放的な2階リビング(リバースデザイン)
●敷地面積/144.31㎡(43.65坪)
●延床面積/86.64㎡(26.15坪)
●1階床面積/40.57㎡(12.25坪)
●2階床面積/46.07㎡(13.90坪)
●小屋裏収納/19.04㎡(5.75坪)